音楽と人

2020年8月号「音楽と人SixTONES

 

物心ついた時からジャニーズに浸ってきた私、恥ずかしながら、雑誌「音楽と人」の存在をこの度初めて認知しました。だから、音楽と人に掲載されるという事の重大さがいまいちピンとこず......。FFさんのツイート、それから、音楽と人の検索結果からなんだかやばいことはわかりました。(語彙力)

 

 

ここから本編。引用含むネタバレあり。

 

 

 

 

 

みなさま顔がよろしいことは周知の事実だけど、その顔の良さが存分に生かされているように感じました。撮っていただいたNakano Hirohisa様ありがとうございました。ヘアメイクも個々に、かつ、誌面に合っていて素敵。黒のスーツを少し崩したような、それでいて上品さを損ねず、被写体を惹き立てるスタイリング。関係各所の皆様、ありがとうございました。

 

 

リード文

アイドルと自意識。これで3日は夜を明かせる程の重み。アイドルとは何か、の本質にも迫れそう。ラストにImitation Rainがかけられた圧倒的存在感を放つ一文...。とここで確信。これは歴史に残る名誌であると......。

 

 

あーーーフォトグラフ最高......慎ちゃんラフストうちわと似つつもこの1年弱で更に垢抜けた?20代前半男性の成長怖い。今後の成長が怖い。けど楽しみ。

 

 

森本慎太郎

SixTONESは度々、世界で戦うことを見据えた発言をする。ごめん、日本という小さな島国しか知らない私、小心者の私、日本を飛び出して世界行こうね、などと発言しつつ心のどこかで少し否定的な気持ちがあったのかもしれない。ジャニーズは日本で根付いた文化だし、そもそも世界へ羽ばたく手立てがない、って。本当にごめんなさい。でも、最近は、YouTubeのコメント欄の上欄はほぼ英語、時々スペイン語もある。YouTubeを始める前、いや、ジュニアチャンネルが動き始めても、正直国内コンテンツ感は否めず、YouTubeなのに...と歯がゆい思いもあったけど、NAVIGATORのMV編のコメント欄をみて衝撃を受けました。日本語が見当たらない。本当になかった。少なくとも私が見たときは。アジアはもちろん、ヨーロッパの方のコメントもあって、そこで改めてYouTubeは世界コンテンツであり、世界へ羽ばたくチャンスになるのではないかということを実感しました。思い返せば、世界標準で戦う準備は既にできていたね、JAPONICA STYLEで。ここで読み返す2019日経エンタテインメント。今度講読会でもしましょう。

 

話を戻して。だから無謀なんかじゃないよ。チャンスはある。日本を出て、世界というフィールドに立つためならなんだってしてあげたい。日本一だけではなく、広い世界を見せてください。描ける夢はきっと叶う。信じています。

 

 

期待が大きいければ大きい程、叶わなかったときのショックが大きい。これは幼い頃からジュニアで活動してきて、人よりも先に多くの現実を見てしまったからこその思考かな。ある種の諦め。でもそれは負ではなくて、本人の中で既に正の方向にベクトルが向いているんだね。

型にはまることが好きじゃない、今後どうなるかはわからないけど絶対に成功するという自信がある、というのは2020年7月号withでも同じような発言があった。根拠のない自信、と言うけど、それは短期的なもので、長期的な自信に繋がるのは多くの努力や成功体験だと思う。自分らしく今を楽しむことが、将来絶対に成功するっていう自信を持つことに繋がっているということは、つまり、自分らしく楽しんだ結果、たくさんの努力、そして成功例が過去にたくさんあるのだろう、というところまで想像して泣いた。あくまで私の推測だし想像だし一つの解釈でしかないから真相はわからない。

 

SixTONESらしさなんて個々の感性によっても違うし、抽象的だし、各々の尺度で測るものだと思う。私だって正直わからない。バッキバキにキメるのもSixTONES、ザ・アイドルで踊るのもSixTONES、無邪気に騒ぐのも私にとってはSixTONESだから。でも”わからない”っていうのがSixTONESなのかな、と、私なりの正解にたどり着きました。

慎ちゃんはSixTONESのメンバーなのだから、慎ちゃんが考えて浮かんだものはきっとSixTONESらしさの片鱗を持ち合わせていると思うよ。SixTONESらしさがわからないから口出しできない、ではなくて、素直に思ったことを打ち明けてみてほしいな。しがない森本慎太郎を応援している人の独り言です。

 

わからないことを探すのって楽しいよね。森本慎太郎という人がどんな人なのか、どういうプロセスでその思考に至るのか、慎ちゃん自身が本当の自分がわからないと言っている以上正解には絶対に辿り着けないし、正解なんて存在しないんだろうけど、この難しーーーいテーマについて考えるのはとっても楽しいです。

 

「本当の自分がわからないから完全燃焼というものがない」って、ものすごく深い一言。マリアナ海溝級に深い。「自分自身が完成していなくて、ぬるい部分があるから」不完全燃焼。つまり、森本慎太郎力を完全に出しきれていない、思うような成果の得られていない、っていうことなのかな。正解がわからないというより、正解がない以上、森本慎太郎が完成することはないし、完全燃焼できる日はこないのかな、と思ったり。未完、ですね。深い。だから人って努力をやめないし、向上心を持ち続けるのだな、と人間科学的なことを言ってみる。これが彼にとって「めちゃめちゃ幸せ」。慎ちゃんが例外ではなく、誰しもそうだよな、と思ったり。でもそれを幸せだとはっきり言いきれるところが慎ちゃんのすごいところだと思います。

 

”楽しい”は慎ちゃんの大部分を占める要素だと改めて強く実感しました。マイナスな内容がきそうな語尾にも決まってポジティブな内容を発する慎ちゃん。人間だから、負の感情だってたくさん持っているだろうにそれを全てといっていい程プラスに変えて、こちら側には見せない。表舞台に立っている人間として当然でしょう、と思うかもしれないけど、その当然のことができているというのが尊敬に値すべきところです。

 

「この先どんなにすごい肩書を背負っても、どんなにでっかい翼を持っても、絶対に地に足つけて一歩ずつ進んでいくことを大事にしていきたいです。」この一文が目に入った瞬間、ああ、この人は絶対に変わらない、そう確信しました。デビューをきっかけに求められるものや環境の変化から、変わらざるを得ない部分もあると思うけど、森本慎太郎の根本の部分は変わらない。

 

 

 

 

10000字かよ、って思うほどの濃さでした。改めてこの誌面に関わった全ての方に感謝を。

 

 

これからも変わらず大きな愛を慎ちゃんに届けたいと思います。

 

 

 

 

 

おわり

 

(2785字)